設計中のM邸の設備セレクトで、ショールームを巡っています。
今日は、ショールームで確認するポイントを綴ります。
まず、照明器具。
LED照明の色も、蛍光色、昼光色、電球色では、食材の色の見え方が違います。
寝室や食卓、リビングなどくつろぐところは、電球色。
トイレバス洗面など水廻りも、温かみのある色で。
書物や新聞を読むときは、蛍光色。その他は、昼光色でしょうか。
次に、食洗機
容量が多いのは深型ですが、出し入れに腰を屈めることもあり
本当に負担にならないかの確認。
セッティングも複雑なので、配置など結構頭を使います。
使いこなせそうかのチェックも。
トイレの機能も確認。
停電時の水の流し方。
タンクレスかどうか。水圧の影響。
お掃除の仕方。などなど。
便器の色も照明が蛍光色と電球色の下では、
イメージが変わるのでそれらもチェック。
そして、浴室。
バスは手すりの位置も、
実際に浴槽に出たり入ったりして検討。
浴槽の形は、機能面だけではなく湯の量もチェック。
毎日のこと。数十リットルの違いは、大きな違いです。
↓少ない水量で、くつろげるタイプ。
素材のすべり具合、シャワー水栓は
手元切り替えスイッチがエコなどなど。
トイレの手洗い器はスペースによります。
洗面台は、セーター洗いなどするのか、
シャンプーや、手洗い洗濯が多いおたくは大きめのボール。
歯磨きや顔洗い程度であれば、おしゃれなボール置き型タイプ。
などなど、、
アドバイスしながら、押し付けにならないよう、
メーカーさんの説明も伺って、依頼主と決めていきます。
メーカーさんは、自社の特徴しか伝えませんから、
私の方では、他にない機能が何なのか、
オススメの理由や実際のユーザーの声などをお伝えしながら、
アドバイスします。
MKデザインスタジオ一級建築士事務所では、
このメーカーじゃないとダメというのではなく、
公平に、各社の商品の機能と価格バランスでご説明しています。
『いろいろと知らないこともあり、体験して良かった。』
『設計者からのアドバイスをもらえるので良かった。私たちだけでは選ぶのは難しかったかも。』
とのお声も頂きます。
たくさんある中で、商品を見ると、
新商品(当然機能がたくさんついている)をメーカーは進めます。
そのままですと、とってもお高い見積もりが出てきます。
必要のない機能を見極めたり、
新機能のある無しでの差額を聞いたりしながら、決めていきましょう。
事前に、カタログである程度見極めて、予算や
商品の定価なども念頭に置きながら回りたいものです。
できるだけ、設計事務所と行くのがオススメですね。
本気のお客様にはメーカーも丁寧に説明してくれます。
もちろん、迷っているものがあれば後悔しないように
他社製品と比較してみるのも手ですよ。
注意しないとならないのは、ネットや広告などに出ている安価なもの。
型落ちですと、部品交換ができない恐れもあるので
いつの年度のモデルなのかは確認した方が良いですね。
その場合、なぜ価格がやすいのか聞いてみるのもありです。
売れ筋だからなどの理由なら良いですよね。
商品入れ替えだから、、、もしかしたら
使い勝手が今ひとつで不人気だった商品だったりもしますから
要注意です。
もちろん、商品入れ替えで、
一つ前のモデルが安く手に入るならいいですよね。
皆様の上手な予算の使い方をご検討を祈ります!