新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して
日本建築学会の会長が緊急談話を2020年3月23日付けて発表しました。
換気をどのように行えば良いのかというが
具体的に書かれていますので、建築士だけではなく
ご家庭で過ごされる皆様にも
ぜひ、知って欲しいと思い、リンクを貼ります。
日本建築学会HPより
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2020/200323.pdf
拝読して、私なりのポイントは、
エアコン、空気洗浄機に頼らず、
可能なら、まずは窓を開けて、空気入れ替える。
換気扇を回すなら、給気口のフィルター掃除も忘れずに!です。
1) 外気を取り入れて良いの?
の疑問に関しては、新型コロナウィルスは、空気感染より、
飛沫感染、接触感染で広がっている(WHO)
自宅でも、こういう事態だからと、
怖がって締め切っておく方が、
こわいかもしれないということです。
どんどん空気を入れ替えましょう!
(環境的にどうしても難しいところは、
換気扇を回しっぱなしにしてくださいね)
2) 換気扇について
施設や住まいで換気扇を回すとしたら、
給気口がふさがれていないか、ものなど置いていないか。
に加えて、フィルターの掃除もしてくださいね。
掃除機で、給気グリルの埃を吸うと
簡単で綺麗になりますよ。新鮮な空気が入ってこないと
換気の意味がないです。
3) エアコン
ON にしたから大丈夫という訳ではないので、ご注意ください。
換気にはなりません。
4)空気清浄機
に関しては、一般的な空気清浄機では、通過する空気量が換気量に比較して少ない
ことから部屋全体に対して
新型コロナウイルス対策に充分効果があるかどうかは不明 だそうです。
それよりも空気の入れ替えをというのが専門家の結論になります。
目に見えないものへの対策で、不安感も残りますが
できることに取り組むしかありません。
手洗いうがいマスク、外出自粛に加えて
換気で乗り切って参りましょう。
余談:
私の知人の知人の医師が、サーズウィルスの時に海外の病棟で
窓を開け放したら、感染者が劇的に減ったと言っていたんだよね〜と。
病室の空気環境を一定に保ったほうが良いはずだけど、
逆説的だけど。との話を
新型コロナゥイルスのニュースが流れ始めた初期に聞いていました。
しかし、裏付けがなかったのでお伝えしていませんでしたが、
これまでの世界の観戦に関する専門家の情報を踏まえての
日本の建築の学会の談話ですから、
これは、正しい情報と判断して、リンクさせていただきました。
みなさま
どうぞ、心身ともにお元気でお過ごしください。