日本建築学会への問い合わせも、多いらしく、
先日の会長の談話に続き、2020年3月30日には、
〜新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して〜
「換気」に関するQ&A が発表されましたので、リンクを貼ります。
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2020/200330.pdf
一般の方は、この際、建築の基準とともに
どのような環境が、望ましいのか知って頂き、
適切な換気を実践していただけるよう願うものです。
資料に追加して、注意事項を、下記に補足いたします。
換気のウィルスに対する効果の実証は、まだされていません。
しかしながら、密閉、密集、密接の重なり合いが、
クラスターを産む条件とわかった今、
空気の淀み、滞りが、よろしくないことは確かです。
そこで、住まいでも、ぜひ、換気を積極的に
行っていただきたいと存じます。
住宅では
2003年7月以降、シックハウス対策として
24時間換気が法律で、義務づけられたました。
当事務所のお客様のお住まいでは、24時間換気扇を、
レンジフード、トイレ、浴室換気扇等に設置しております。
しかしながら、給気口を寒いからといって、閉めていたり
天然素材の住まいだから、シックハウスは関係無いと
換気扇を回さない方がおられます。
通常の窓換気を十分になさっている方であれば、
それでも良いのですが、このような状況です。
予防対策として、手洗い・うがい・咳エチケットに加えて
意識した「室内換気」を心がけていただきたいと存じます。
建設が2003年7月より以前の住宅に、お住まいの方は、
窓換気を、定期的に行っていただければと思います。
シックハウス対策以外にも、建築基準法では、
通風採光の計算を行い、窓配置がなされています。
各部屋の窓を開けるだけでも、十分です。
住宅以外では、
窓のない空間をできるだけ避けることです。
先の談話で発表されたように、
空気洗浄機があるから安心というのは、
過信につながる恐れもあります。
どうか、みなさま
できることから、やっていきましょう。