「省エネ」という言葉が、世の中に定着して
どのくらい経つでしょうか。
昨今のSDGsなど、環境系の言葉は
こどもたちも、学校で習うため
今は、誰でもイメージがしやすい言葉となっていますね。
では、実際には、建築はどうしたら良いのでしょうか。。。
平成28年のパリ協定で
日本は、住宅建築分野でCO2排出量の4割の削減を
求められました。
そこで、
2021年(令和3年) 4月より、
改正建築省エネ法が、全面施行されます。
これまで、段階的に行われてきた建築の
(2000m2以上の非住宅は既に義務化)
省エネ仕様への適合が、より規模を小さくして
義務付けられるわけです。
1)300m2以上の非住宅建物。(適合義務)
2)300m2未満の住宅・建築には、
省エネ基準の説明義務が課せられます。(説明義務)
国土交通省特設ページ
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/shoenehou.html
早く言えば、建築士の仕事が増えるということです。
我々が、ユーザーへの省エネ意識を高めるための
啓発活動も担うわけです。
建主さま、依頼主さまも
基準に適合させる義務が出てきます。
(予算を確保しなくては、なりません)
実際に、当事務所では、これまでも
省エネ基準値同等の仕様で設計させて頂いてきました。
長く、快適に、住んでいただきたく
そして、地球環境負荷を少しでも
減らしたいからです。
しかし、届け出となると
提出書類、図面、そして許可申請の期間や費用を要します。
覚悟して、取り組まないとなりません。
お客様向けの、スケジューリングも
ちょっと変わってきます(事務所パンフレット要修正)
来年の立春頃までには、作成したいと存じます。
ここからは、ちょっと裏話。
今年初めに、県の省エネ講習会を受けました。
その時点では、まだ具体的な計算方法のマニュアルが
オープンになっておらず、
再度説明会が開催されるとのことでした。
それが、コロナの影響で、講義がオンラインへ。
テキストの完成が7月。講座の案内が9月〜。
今月12月受講案内が来て、やっと受講ができました。
しかも、盛りだくさんの項目で、丸2日ほどかかりました。
(一度に受けても、頭に入りませんからね、笑)
これからも、ユーザーの皆さまと共に
省エネ住宅・建築に取り組んで参る所存です。
受講の証拠はこちらに。