設計事務所は図面を描いているだけと思われがちだが、実は、様々な調整や段取り、各担当とのやり取りが大切な業務でもある。
写真は、先週の電柱新設の様子。位置出しに立ち会った。やっと開発の事前協議が終わり、これから本申請。そして、申請が終わったら開発許可部分の工事に取りかからねばならない。そのためには、敷地内の電柱の移設の工事を早めに行わないとならない。
そこで、2月の雨のような雪の中、皆さんと現地で確認。
5月に新設という段取りになった。
何といっても新設の電柱が立って良かった!
震災の影響で、新設の電気工事がなかなか出来ない現場も多いと聞く。
そのなかで、この段取りが、震災前に行われていて良かった。また震災後もすぐに工事の段取りを電気関係者と話し合い、お願いしていたので予定通り出来た。
電気関係者の担当が、窓口、立ち会い、設計、事務方、工事担当と次々に変わる中、設計者は、毎回、同じことを説明し、根気がいる部分もあった。
(大きな組織程、関わる人が多いですからね。)
やや閉口しながらも、関わってくれた皆さんに感謝し、そして私に段取りのアドバイスをくれた設備設計や開発設計の担当に感謝しながら、電柱一本に想いが募るのでした。