『保育園のホールの梁の金物が緩んできている!』
という報告を受けました。
通常なら、、、え!?
施工ミス?大変? と、思うところでしょうか?
私にとっては、実はこれはとても嬉しいニュースなんです!!
なぜなら、木が乾燥して、強度が増してきた証拠だからです。
木組みの場合、山から切り出された製材は、
自然乾燥+天然乾燥で水分を飛ばしますが、
それでも、乾燥はまだまだするのです。
木は、乾燥すればするほど(日々も入れば入るほど)
強くなるという性質があります。ですから、乾燥は喜ばしいこと!
これだけ大きな梁、施工中には、強度不足で1本取り替えたほど。
いやぁこれで一安心だな〜と思った次第。
本当に良かったです。
年月が経過すると強くなる木の建築。頼もしいですね。
きっと、この空間で育つ子どもたちも頼もしくなってくれることでしょう。
構造設計担当者にもご報告して、彼もまた喜んでくれました!
気がついてくださった、保育士さん、
締め付けの手配をしてくださった建主さん、
竣工後のフォローをしてくださった施工者さん、
皆様に感謝です。