1階の構造補強もほぼ終わり、屋根の改修、玄関庇の改修と
細かな部分の改修が進んでいます。
工事を進める位置に、新たな木材の割れや腐れが見つかったり
先代の納めに構造的な不安があるところは、
随時、大工さんが補修してくださっています。
今のところ、見積もり時から木材使用量も増えているので、
補修費を依頼主さまには、少し予算組みして頂きました。
また、それ以外にも、発生している箇所などは
監督さんの方で、材料をやりくりして、
依頼主さまのご負担が最小限に済むよう大工さんと
相談しながら工事を進めて下さるので、本当に頼りになります。
私も週に1回は伺うようにして、その都度、
納めを話し合っている次第です。
ブログ「せっけい日和」でも
大工さんの手刻みの施工の様子ピックアップしています。
そして、いよいよ断熱工事に入りました。
床下は、大引き間にポリスチレン系の高断熱性能を持つ材で、
壁は、リサイクルウール。ふわふわの感触。
自然素材系のものは、施工中も、害にならないので、
職人さんの健康にとっても良いですね。
今回、断熱性能は、予算の許す限り最大限の性能に。
1階は、今までは、外壁が土壁だったところは、漆喰壁になります。
内側に断熱材を入れられるようにしました。
2階は壁を解体しないので、土壁はそのままに、内側に断熱を施工して
壁は大壁仕様に変わります。
機能と性能と、予算で落とし所を探った断熱改修。
なんとか、落ち着きどころが決まり、着工を迎えたことは
本当に良かったです。
良質の材で良質の空間を適正な価格で。
これがMK design studioのモットーでもあります。
手間ひまはかかりますが、大工さんが無理なく気持ち良く施工できれば
実は施工性も上がるのです。
一石二鳥ですね。引き続き、丁寧な施工をしてくださると
信頼して、お任せしている次第です。