熊本地震の被害を受けた
古民家再生現場の、修復工事が無事に終わりました。
暑い中、職人さん方の頑張りには本当に頭が下がりました。
誠にありがとうございました。
↓写真は、熱よけに屋根上にテントを張って作業する様子
玄関アプローチには、
被災した時に割れた屋根瓦を埋め込みました。
解体時に使用できるものを取り置きしていた古建具を、袴を履かせて再利用
![160901古民家再生02.jpg](http://www.mk-ds.jp/newworks/image/160901%E5%8F%A4%E6%B0%91%E5%AE%B6%E5%86%8D%E7%94%9F02.jpg)
依頼主さまには、この被災を乗り越えたことを思い出し
新たな人生のステージに、向かっていただけたらと思います。
崩落した2階の土壁は、下地からやり直し
木ずり板と漆喰の塗り壁にて、耐力も確保しながら復旧。
その壁は、新築のようにピカピカと輝き、
その眩しさに関わった工務店の監督さんと共に、思わず涙腺が緩みそうでした。
まだ、始まったばかりの熊本の復興。
現在、相談を受けている古民家にお住いの皆さま
順番に対応してまいりますので
どうぞ、お気持ちをしっかり持って、一緒に再生して参りましょう。
それから、公費で出来るからと解体を急がずに
修復ができるということを、皆様にお伝えしたい所存です。
こちらのお住いも、罹災証明は「大規模半壊」でした。
社寺仏閣だけではありません。
ご先祖の想いが詰まった木の住まいも文化です。
大事に扱って住み継ぐ。。。
このことも、日本の文化です。
これまで関わってくださった方々、
そして、これからもお世話になる皆さまに感謝を込めて