前回は、現場の方と一緒に調査を行いました。
監督さんは、解体屋さんの作業のサポートだったため、
今回は、監理者だけで行いました。
チームメトシェラの近藤さんと測定と目視、
所見など話し合いながら見て回ります。
早朝から、夕方までみっちり。
表面では分かりにくい部分もあり、
蟻道、虫食い状態、乾燥具合など
様々な情報を1本づつ視ていくので、時間がかかります。
やっと入れるようになった
2階の小屋裏が確認できず、そこは持ち越しに。
今回は、束石や足固の状況、柱や梁の痛み具合などを
じっくりと観察。叩いた音なども聞きながら、不朽具合を探ります。
できるだけ、再利用したいところですが
疑いのあるものは、仕口を見ながら、検討しました。
↓再利用する板材も計測して
結果は、構造図に起こしていきます。
調査→検討、調査→作図、の繰り返しです。
新築の倍くらい手間はかかるでしょうか。。。
それでも、民間の文化を守る!という視点に立てば
その手間を惜しんで入られません。
同じ志をもった設計メンバーに出会えたことにも感謝して。