くまもと型復興住宅の足場が外れました!
↑道路側北西外観
木の風合いを生かした素敵な仕上がりの外観は、
建主自らの塗装と、工務店さん選定の杉板の
見事なコラボレーションのです。
見事にやり遂げられました。
ブラボ======!!!
HPでの更新に間が空きましたので、
まずは、3月の工事監理のおさらいから。
杉板の外壁が現場に搬入されました。
品質監理に伺いました。
工務店の社長さん自ら良い材を選定し
価格を抑えて購入されています。う〜む。杉板が綺麗です。
工務店さんには、腐りにくいよう杉の赤味を揃えて欲しいと依頼したところ、
赤味ばかりではないけれど、品質は確かで強い杉の取れる産地からとのこと。
そして、良い香り。
天然素材ならでは、多少のソリ割れなどは
将来起こる可能性もあります。
今回は建主さんのたっての希望と、
その点のご理解から、オールスギとなりました。
防火の指定されていない地域という法律的な側面もあって
実現しました。
↓足場がある段階、東側外観
注文住宅の場合、普段からアレコレと設計段階から
建主様とは選んでメーカーなども決めますが、
品質に問題がなければ、また法律的なこと、
住み手の健康面に害が出ない材料であれば
くまもと型復興住宅では、コストアップにならないよう
使うメーカーは施工者にお任せしています。
その中から、予算に合うものを、建主様が選び、色決めなどは
現場で行いました。
外壁の色、樋の色、建具の色などの外部の色合いも、
いくつかある組み合わせの中から、最後は建主様自らが決定。
設計監理者は、どちらが良いか悩まれた時に、
全体のイメージがどう変わるかをお伝えして、サポート。
樋の色は、以外と目立つもの。
普段は隠し樋などにして存在感を消していますが
意匠面は抑えて、費用をかけないコンセプトなので
今回は、このまま樋の色が見えてきます。
瓦に合わせて、目立たぬようグレーを選ぶのは無難です。
それでも、今回は「ナチュラルな感じが良い」との打ち合わせの中で、
サッシのホワイトに近い、ベージュを選定されました。
こうやって進めることで
より、我が家らしさが出たのではないでしょうか。
当初、復興住宅は価格を抑えることがメイン、
そのための案が県からの要請でした。
急に家を建てることを余儀なくされた方とはいえ、
私たちのグループでは、やはり一生に一度の住まいの普請。
建主様には、なるべくご希望は取り入れたいと
理解ある工務店さんが、手間隙を惜しまないでいてくれるからこそ、
できることです。
有難いですね。ご縁というものはあるものですね。
今回、アップした写真はグループのメンバーからの
提供のものも含まれます。
撮影にも感謝して!
↓3月の段階、内観 耐震等級3相当なので、
一般的な住宅よりも構造材も太め多めです。
↓3月の段階、内観
↓4月の段階、内装ボードが貼られました!
内装は、これからブラッシュアップ。
大工さんとともに、建主様が頑張られることでしょう。
私たちも完成まで寄り添います。