酷暑が続く中、ハウスメンテナンスがスタートしました。
当事務所も、新築やリフォーム事例は、
ブログにも様々綴ってまいりました。
家のメンテナンスのことは、文章では綴るものの
事例の紹介がなかなか出来ませんでした。
(個人の御宅の荷物等が写ってしまいますものね)
そこで、今回は、横浜の築20年の我が事務所兼我が家の例を
少しづつ、紹介して参りたいと存じます。
お盆前に見積もりが出てくるかと思ったのですが。。。
持ち越しとなりましたので、盆前には、プチ報告を。
部位は一つですが、
テーマは、メンテナンス多岐に渡って、雑談も踏まえて綴ります。
1)エアコンについて
Q:エアコンは、使わないとダメ?
A:その1)YES_メンテとモノの関係性
20年前、Workスペース以外は、エアコンなしでスタート。
今も、リビングにエアコンはありません。
断熱と、軒の出、窓の位置による
自然通風で暑さを凌げる設計なっております。
が、しかし、昨今の地球温暖化で気温は年々上昇。
外気温が上がってしまうと、家に取り込む空気も生ぬるいもの。
さらに、西日が当たる西側の部屋は、通気層工法でも
壁が蓄熱してしまっている感じがします。
そこで、5年前に、とうとう西側の居室に一台、
エアコンを設置しました。
が、ほとんど使わず。
冬の暖房は、天井が高い部屋にも有効な
輻射熱暖房機(オイルヒーター)を使用。
猛暑の数日しか稼動してこなかったために、
どうなったかというと
ガス抜けで、動かなくなってしまいました。
真空状態のはずなのに、です。
まぁ、自然に揮発しちゃったんですね。
菅の漏れがないか、調べたところ、漏れはなし。
ということで、ガスを注入してもらったら、再稼働しました。
しばらく、毎日数時間動かしてみました。
復活した模様。
原因は、つまり、稼動していなかったから
です。
(エアコン2階、室外機と1階と冷媒間の距離も長いので
その分、ガスも多く注入。)
住まいにトイレが2箇所あったら、使わない方が先に壊れます。
動かなくなります。(経験済み)
「モノにも魂があるのよ」という
スピリチュアルな話になると、みなさん引かれると思うので
私はこうお伝えしています。
機械って面白くて、人間の筋肉みたいなんです。
動かしていない方が、硬くなり、動かなくなるんですね。
過酷に、鍛える必要はないけれど、
毎日使っていないと、衰える。
もちろん、退化はしていきます。
人間の老化みたいに。
お年寄りでも、毎日歩いている人が元気なように。
機械も毎日使ってあげたほうが、より長落ちするのです。
どうですか、イメージしやすいでしょうか。
★毎日使う=経年変化で部品交換の必要性があるが、長持ちする。
★毎日過酷に使う=全体交換が早くなる可能性がある。酷使しないことも必要。
★毎日ほとんど使わない=すぐに使えなくなる。(ここが落とし穴)
★ほとんど使わない=全体交換が早くなる(設置したら使ってください!)
矛盾しているようですが、案外とモノも長く使うには
毎日大事に使うってことがコツのようです。
A)--その2)YES_エコなのは自動運転
エアコンをつけると冷えすぎる。切れば暑い。と言う方。
ぜひ、温度設定をしたら、自動運転で回してください。
機械類は、立ち上がりに一番エネルギーを使うので、
つけたり、消したりすると、何度も立ちあげることになり、
エネルギー消費の面から見て省エネになりません。
また、つけたり消したりは、
先の「毎日過酷に使う」、こととなり、
機械寿命も縮まります。
照明器具も同じですね。
新築はほぼLEDになったと思いますが、
蛍光灯は、つけたり消したりすると電球の寿命を縮めます。
5分程度部屋を留守にするなら、付けっ放しが正解です。
ですので、つけたり消したり頻繁な場所は
白熱灯で設計していました。今は、ほとんどLEDです。
自宅の電球の種類によって、使いこなしてくださいね。
エアコンに話を戻すと、
自動運転ですと、冷えすぎたら小さな送風になります。
止まっているのかな?と思う嫌い微々に動きを繋いでいます。
走った後、急に止まらないアスリート選手みたい?
そう考えると、人間も機械も同じと思って
大事に使ってあげてくださいね。
人間も潤いを与えたり、垢を落としたりするように、
機械やモノも掃除したり、オイルを注したりと
出来るお手入れは、お願いいたします。(自分も今回、反省)
魂論ではなく、筋肉論で、笑。