前回のブログで、
住まい建築の長寿命化を目指して、
メンテナンス工事の記録を、細かく記録し、
今後の設計やものづくりに活かして行く
と綴りました。
今回は、足場が組みあがったら、
まずは、外壁の清掃です。
カビをどう取るか?
通常は、高圧洗浄機で、水の力で
カビや汚れなどを除去します。
塗装屋さんが、汚れも除去してくれるのですが、、、
モルタル部分は、従来通り機械で。
しかし、今回木部部分は、
手仕事でやってくださることに。
なぜかって?
木が痛むからです。
築20年。
それなりに、木も風化しています。
高圧洗浄を当てると、木部が傷んでしまうとのこと。
なるほど〜。
実は、高圧洗浄で、洗ってみた結果がこちらです。
いわゆる通販で宣伝しているような、
家庭用の洗浄機で、洗ってみたことがあります。
しばらくして、乾くと
木部が毛羽立ち、何かしらの跡が
浮かび上がってきました。
最初に塗った塗装のムラだろうか。。。
と、話していたのですが、
塗装やさんの話を聞いて、合点が行きました。
これは、洗浄機の力が強すぎて、
木を痛めてしまった結果なのだそうです。
あ〜、素人で、やるものではないですね!
木部の清掃は、タワシ。
スコッチブライトを使うそう。
つまり、ナイロンタワシです。
えっ!? キッチン用品!?
鍋のにこびり付いた汚れを落としに使う部分ですね。
もちろん、塗装屋さんが使うのは、業務用ですが
ホームセンターにあるもので良いそうです。
お客様に、木の汚れを自分で除去したいという方がいたら
オススメしなくては!
と、綴っている次第です。
よく、木肌を人肌に例えるのですが、
「メイク落としや洗顔は、ゴシゴシやってはダメ!」
と、一緒でした(笑)
優しく優しく、、、しかし、しっかり汚れは除去しないと
肌荒れしますから。
ナイロンタワシで、綺麗になったお肌に、
次はいよいよオイルを塗って参ります。