メンテナンス工事リポートが続きます。
先週末は、台風16号の関東接近に伴い
足場のネットを、折りたたんでいただきました。
写真は、養生の様子です。
上陸しなくて良かった〜とホッとしつつ。
職人さんは、手間かけてくださることに感謝です。
台風前に、モルタル部分は、高圧洗浄機で、
すっかり綺麗になりました。
まず、方位と汚れについてですが
北側は、どうしてもカビやすいです。
直射日光がほぼ当たらないからです。
同じ塗料でも、南側には、カビは一切生えていません。
この住まいは、築20年ですが、新築後、
北側に、あっという間にカビが生え
築5年後に
「10年は塗り直ししなくて良い塗料」の謳い文句の塗料を
を選定し直し、一度塗り直しています。
それでも、15年経って、やはり、カビが発生。
モルタルのひび割れも目立ってきたので
補修も兼ねて、今後15〜20年はもたせたいなと
塗りなおすことにしました。
土地が、正確に方位に沿っているわけではないので
東側は、朝日、西側は、西日が差し、多少は日が当たりますが、
密集した市街地では、東西も囲まれていたら
同じようにカビやすいと思われます。
日光の殺菌効果、、、恐るべしです。
昨今の新型コロナのウィルス対策にも
UVの効果がわかってきましたから、
南側で、布団を干したり、洗濯物を干したりすることは
昔からの知恵、大変な殺菌効果と言えますね。
モルタル部分は、ひび割れの補修も前回しています。
その際は、割れ部分をカットして、
モルタルの下地からやり直しました。
今回は、左官屋さんは入っていないので、
塗装屋さんが出来る工事の範囲で、
行っていきます。
塗装やさんと監督さんと足場に登って、ひび割れ箇所の確認
やや大きなひび割れは、カットする印のテープで目印
大きなひび割れ部分は、Uカットして、シール。
細い箇所は、追随性のあるセメントを塗りこみます。
左の白いところがシール。右がセメント塗り込み
本来、シールは、できれば避けたいところ、
なぜなら、日光で劣化するからです。
今回、北側のみ使用して、南側はUカットで
セメント塗りこみにしてもらいました。
塗装やさんオススメの下地調整材
「ミラクファンド KC-1000」アクリルカチオン系
メーカーの商品ページ
https://www.sk-kaken.co.jp/product/undercoating-materials/kc-1000/
仕上げは、環境にも、人にも優しい「水性塗料」を
今回選んでいます。
そこで、当然下地調整材も「水性」です。
溶融系に比べると、単価は倍しますが、
もともと溶剤系は単価が安いですし、匂います。
住みながらの工事には向きません。
前回の補修工事と違って、
「深目地だと、モルタル本体が割れてしまうから
カットはなるべく浅く入れたい」と、塗装屋さん。
しかし、うわべだけの補修(塗装のみ)では
またその部分が割れてくるのを知っているので
手間がかかりますが、カットしてもらっています。
もちろん、見積もりも
その費用を見込んでいます。
安いから、、、
で業者選びをしてはいけないのが
こういうところですね。
一箇所一箇所丁寧な作業
下地調整材もピンキリですが、
今回コンクリートではないので、
品番4000や2000、ではなく1000で対応。
この辺りは、当事務所も手探りなので
ひび割れ具合を見て、
数年後に結果が出るかなと思います。
仕上げ材も、20年前からの時代的変化があっています。
長くなるので、次回へ続きます。